三面鏡の前でしゃんと背筋を伸ばして正座をしている祖母
つげ櫛でささっと髪を整える姿
お化粧の匂い
子供の頃に見てきた粋でお洒落な祖母の影響もあってか
女性を作り上げる一流の道具を見たり使ったりするのが好き。
鹿児島の職人・喜多忠男さん製作のつげブラシ
3万円弱と高価ながら職人技と日本薩摩つげの良さを実感できる逸品
一度使ったら手放せません。
日本の誇れる財産である職人、職人技を知らせる活動をしていらっしゃる
日本職人名工会さん
太古から続く“技文化の歴史’と“昭和からの歴史”を天秤にかければ
現代は「瞬き」をするほどの瞬間もない
僅かなこの時間に技の半数以上が無策のまま消滅の危機に瀕している
今を生きる我々は、未来の子供達に「何を伝え、何を残せる」のであろうか。
職人が作るモノは魂が宿っている感じがする
私のものとなってくれたこのブラシが愛おしい♥